音割れしてる?頭出ししろ?モノラル??
歌ってみたを録音したからMIX依頼してみよう!と意気込んだはいいけど、こんなデータはお断りみたいなことを言ってる人もいるしどうしたらいいんだろう…?と、お困りのあたなへ。
最低限押さえておけばOKなポイントをまとめました。
僕に依頼をくださるかたでしたら、これだけ押さえておいてもらえれば大丈夫です!
音割れの対処方法
音割れには実は3段階の原因があります。
マイクへの過入力による音割れ
これはマイクの性能によるところなので、機材を買い替える必要があります。
スマホで録ったり、小さいマイクで録ったりするとマイクが受け止めきれずに割れてしまうことがあります。
僕のおすすめ機材であればこの問題は大丈夫だと思いますので、参照してみください。
GAIN設定のミスによる音割れ
いわゆる音割れ問題で多いのが入力レベルの設定が高すぎのケースです。
マイクボリュームやオーディオインターフェースのGAINつまみで調整する部分です。
これをあげると録音するときにマイクの音量が大きくなるので、オケとのバランス調整に使ってませんか?これが大きな間違いです。
オケが大きくて声が聞こえなかったらオケの音量を下げましょう。
もしパソコンをお使いであれば、モニター音をちゃんと設定することでこの問題とはさよならできます!
モニター音を設定すれば、録音時にコンプやEQを使って自分が歌いやすい音質に調整して録音することができます。しかも録音データの方は、マイクで録った素の音になるのでMIX師に嫌がられる心配もありません。
書き出し時の設定ミスによる音割れ
実は多いのが、トラックのボリュームを上げた状態で書き出してしまうことによる音割れです。これは、録音したあと確認するときにtrackのボリュームを上げてしまうことが原因となります。
GAIN設定がちゃんとしていると、思っている以上に音量は小さく再生されます。
その状態でもとから音量のあるオケにあわせようとするとボーカルをあげてしまうんですね。
これも、オケの音量をあらかじめ下げておくことで余計な失敗をしないですみます。
データ入稿後、音割れしてると言われてしまったらまずチェックしてみてください。
頭出しのやりかたと目的
頭出しというのは、書き出し範囲をきめてどのトラックも同じ長さになるように書き出す方法です。
使ったインストの長さにあわせて書き出し範囲を指定してあげるとおおよそミスすることはありません。
これをやらないと、歌い手さんが意図したタイミングでオケと歌がながれなくなってしまいます。
また、バラバラのトラックの状態で送られてしまうと、位置合わせだけで時間をとられてしまって迷惑になりますのでご留意ください。
Studio one primeやBandlab、Garagebandといったフリーソフトでも、普通にできることなのでスムーズなやり取りを進めるためにも覚えておきましょう!
データ形式の話
MP3やWAVE、はたまたAIFF?
オーディオファイルにはいろいろな形式があります。
形式はWAVEファイルという形式で録音しましよう。
サンプリングレートは48000Hz、ビットレートは24bitに設定するのが安心です。
ビットレートを32bit floatにすると音割れを回避できるのですが、それに頼った録り方がそもそもいいのかと言われると僕はNOだと思っているのでお勧めしていません。
あとは、ステレオとモノラルの話があります。
こちらはモノラルを推奨しています。というのも録音の段階でマイク1本で録るのでステレオファイルにする意味がないからです。
しかし、ソフトによっては書き出しの際にモノラルにできない場合もありますので、僕への依頼の場合はとくに指定はしていません。
(人によってはモノラルでの入稿を指定してる方も見受けられます。僕以外にご依頼される方はそれぞれのルールを確認してデータを用意してください)
ちゃんとできてるか心配だったら
この記事をよんでご自身でご自身でチェックできましたら、あとはMIX依頼をしましょう!
でも、もし少しでも心配があるなら…
TMStudioでは入稿サポートも込みのプランをご用意しております。
はじめてのMIX依頼で録音のやりかたからわからないよという方にも個別にサポートさせていただいております。
また、これから歌ってみたをはじめたいという方が、余計なコストをかけずにしっかりとした音で録音をできるような方法もお伝えしておりますので、心配な方はぜひご利用ください。
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