できる人は知ってるレコーディングの作法

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録り忘れがあった…
録ってみたけどなんかベストか自信がもてない…

これって明らかに準備不足だったりします。
それか、思いつきや勢いだけでレコーディングしてしまっていませんか?

より良いレコーディングをするためにやるべき3つの事があります。

よし録音しよう!そう思ってすぐ録音ボタンを押しているあなたは、この3つを実践するだけで録音のクオリティが爆上がりするかもしれません!

誰でも簡単に取り組めることばかりなので、ご安心ください。

ウォーミングアップ

録音と言うのは今この瞬間のベストを切り取り記録していく作業のことです。そのためベストな歌を録音する必要があります。
開口一番からベストな声が出る人なら必要ないことですが大半の方が声を出すために準備が必要です。
喉肩胸のストレッチ。リップロールを使って唇下を柔らかく動くようにする。しっかりと息を使ってあげて振りスムーズに発声が出来るように体を温める。

そうやってしっかりと歌う準備をした上で初めてマイクの前に立ちます。
このウォーミングアップを怠ってしまうとテイクを重ねていくうちにどんどん声が出るようになり、最初のテイクと最新のテイクではまるで別の人が歌ってるような感じになってしまったりします。
これでは良い録音をしたとは言えません。
しっかりウォーミングアップをしてまずは声を出せる状態を作っていきましょう。

歌詞カードは手に持たない

レコーディングをするときには歌詞をしっかり覚えている状態がベストです。
しかしときには歌詞をちゃんと覚える前に録音しなきゃいけないケースもあります。その時あなたは歌詞をどうやって見ますか?
最近はスマホでも表示することができて便利です。でもそのすまほー片手に持ったまま歌をとっているとしたらそれはちょっといただけません。

歌詞カードには録音しながらメモを入れる必要がある場合もあります。なのでできれば上で用意ししっかりと譜面台の上に置いてみるようにしましょう。なぜすまほでダメかと言うと、声の出が悪くなるからです。片方の手にずっと深かった状態ではしっかり体をリラックスさせた状態で声を出すことができません。変な力から喉がちゃんと開かなかったり行がちゃんと通らなかったりします。なのでベストなテイクを残すためにも体に余計な負荷をかけずしっかりとした声で録音しましょう。

レコーディングプランの確認

録音はその場の思いつきで進めていくとミスが起きるリスクが高まります。なので最初にどのような手順で録音していくか決めてしまいましょう。
メインのパートは通して歌うのかそれともセクションごとに分けて歌うのか。
ハモリはどうする??などなど。

無計画に頭から録っていっても録音はできます。しかし、ミックスが終わるまで録り忘れたパートがあったことに気づかなかったりすることもあります。

そういったミスを防ぐためにも、設計図を用意することをおすすめします。

例えば、こんなシートを作ってみてもいいかもしれません。

スタジオで録るときにも、このくらい録る内容がまとまってる方がスムーズに作業を進められます。

セルフレコーディングならばもっと簡略化してもいいですし、自分がわかるような書式で試してみてほしいです。

さいごに

今日お伝えした3つの作法はどれも難しいことではなかったと思います。誰でも簡単に実践できます。
だからこそ、やるのとやらないのとでは差が出てくるのです。
もちろんこれらを全くやらずともちゃんとしたレコーディングできる人はいるのかもしれません。でもそれはごく1部の人だけでしょう。
僕を含め、多くの人はそんなに才能に恵まれているわけでもなく小さな努力を自信にして頑張っていることでしょう。
その頑張りを台無しにしないためにも、今できる小さな積み重ねを大切にして活動することが大事なのかもしれません。

ぜひ最高の歌を聞かせてください!

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